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シティプロモーションアワード2023講師講評

​2024年4月25日にシティプロモーションアワード2023表彰式を開催致します。

​会場:ふれあい貸し会議室 浜松町KDS 3F

審査委員講評

​河井孝仁 委員長

 シティプロモーションアワードは、優れたシティプロモーションを「説明できる」シティプロモーションと考えています。その視点から考えたときに、できるかぎり定量化した明確な目的設定、その目的に論理的につながる取り組みがどのように行われているかを評価するように心がけています。今回の応募事例はいずれも、そうした在り方を十分に意識したものと考えます。奨励賞を授賞させていただいた各団体についても、そうした思考が金賞受賞団体に比べて劣っているということではなく、現在、発展途上であるという考え方からの授賞です。今後とも、論理的、精力的な取り組みに期待しています。

​細川甚孝 副委員長

 今回のシティプロモーションアワードは全体的にレベルアップを感じる内容でした。

なんといっても、主体が広がりました。スポーツに関係されている方々、高校生などの若い世代の方々などはこれまで自治体における広報セクションがメインだったシティプロモーションがさまざまな主体での取り組みの可能性を感じることができました。

そして、PDCAのあり方も進化したと思います。一般にダッシュボードといわれる、プロジェクトの進み具合がわかるしくみづくりが登場したことが今回の特徴といえると思います。社会変化の振り幅が大きい今、定期的な進捗管理が必要とされていると思います。その意味で重要視すべきトライと思います。

田中輝美 委員

 第3回のシティプロモーションアワード、受賞された自治体関係者の皆さま、あらためておめでとうございます!応募が少なかった前回と比べても、多数の自治体から多様な取り組みの応募があり、シティープロモーションが広がり、根付いていっていることがうかがえました。とはいえ、今回の受賞がゴールではなく、取り組みの途上であると思います。受賞された自治体にとっても、惜しくも逃された自治体にとっても、互いに学び合い、高めあうきっかけにこのアワードが育っていけば嬉しく思います。

西山敏樹 委員

 シティプロモーションアワードも第3回目の評価を終えました.無論,シティプロモーション自体は未来志向な活動です.今の都市を現状分析して見つめ直し,地域の財を基に,個性化を図ることは,未来のまちを創造する上で不可欠なプロセスです.それが各地で行われ各都市が切磋琢磨することで,国全体も活力を得続けられます.ただし我々は未来志向になるとまちの過去,歴史,風土の持続を忘れがちになります.まちでのアイデンティティや愛着への関心が揺らがないようにするためにも,過去,歴史,風土が大切です.今回はそこを大切にした自治体を私は高評価しました.皆様には,まちの過去,現在,未来を一直線で考えたシティプロモーションを期待致します。

畠田千鶴 委員

 シティプロモーションアワードの審査を1~3回まで務めさせていただきました。初回はコロナの影響で様々な制約がありましたが、今回はイベントや交流が活発に行われ、多彩なプロモーションの報告がありました。地域ブランドのいちごや3人制バスケをプロモーションの核にした展開、小学校から大学生までの若い層の参加は注目に値します。さらに、高校生と連携した事業が複数あり、この世代ならではのリアルとバーチャルの融合を効果的に利用し、若い感性で地域にインパクトを与えていただけることを期待します。

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